荒砥沢ダム

デジタル大辞泉プラス 「荒砥沢ダム」の解説

荒砥沢ダム

宮城県栗原市栗駒文字(くりこまもんじ)荒砥沢、北上川水系二迫川に建設された治水・灌漑用のロックフィルダム。堤高74.4メートル。1998年竣工。ダム湖藍染湖を形成する。2008年6月に発生した岩手・宮城内陸地震(M7.2)の際には、ダム上流域で大規模な地すべりが発生(荒砥沢地すべり)。大量の土砂がダムに流入し、ダム湖に津波を起こした。津波はダム堤体を越えることなく大惨事を免れたが、流入した土砂の量は約150万立方メートルにおよび、貯水容量が減少したため、同市築館に新たな調整池が建設された。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

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