荒谷 宗治(読み)アラタニ ソウジ

20世紀日本人名事典 「荒谷 宗治」の解説

荒谷 宗治
アラタニ ソウジ

大正・昭和期の労働運動家 元・名古屋市議。



生年
明治23(1890)年11月15日

没年
昭和49(1974)年4月2日

出生地
愛知県知多郡上野村(現・東海市)

別名
別名=荒谷 宗二

経歴
寺や洋服店の小僧をし、のち両親とミシン仕立業に従事。20歳で台湾に渡るが仕事に失敗し、名古屋に戻る。大正10年名古屋労働者協会に参加し、以後多くの労働運動を指導。13年の名紡争議を指導し検挙される。のち陶画工組合を多く組織し、昭和2年日本窯業総同盟を結成する。その間農民労働党の結党に参加し、4年日本大衆党から名古屋市議。5年衆院選に立候補するが落選。のち組合運動から離れ、9年満州に渡るが13年に帰国。戦後社会党に入り愛知県下で活躍したが、愛知県知事選、衆院選に落選。25年社会党を離れ、中小企業の組織にたずさわった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android