荘園=国衙領体制(読み)しょうえんこくがりょうたいせい

世界大百科事典(旧版)内の荘園=国衙領体制の言及

【荘園】より

… 第2次大戦後の10年間は第1の潮流が支配的であったが,1955年以後,それ自体の中に反省がおこるとともに,第2の潮流の再評価が進み,あらためて2潮流の弱点をそれぞれに克服,総合する道が模索された。現在では荘園=国衙領体制,荘園公領制などの用語も用いられ,諸学の協力の下に荘園・公領の実態を解明する努力が進められつつある。
[発生――初期荘園]
 荘は本来,本宅に対する別宅を意味し,倉庫などを含む建物をさす語で,律令制以前の田荘も家宅とそれに付属する田地であった。…

※「荘園=国衙領体制」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android