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荻村伊知朗 おぎむらいちろう

世界大百科事典 第2版の解説

おぎむらいちろう【荻村伊知朗】

1932‐94(昭和7‐平成6)
元卓球世界チャンピオン。都立西校の1年生から卓球を始め,1952年に日本軟式卓球選手権に初出場し初優勝した。都立大から日本大学芸術学部映画学科に移った翌53年,全日本硬式卓球選手権に優勝,さらに54年にロンドンで開催された世界選手権でも初優勝をかざった。これ以後,現役を退く65年までに世界選手権で12のタイトルを獲得。頭脳的プレーヤーとして世界に知られ,日本卓球界の黄金時代を築き上げた。現役引退後も,71年名古屋での世界選手権の前年に訪中し,米中国交正常化につながるピンポン外交の糸口をつくりだし,91年の世界選手権ではスポーツ界で初の南北朝鮮統一チーム〈コリア〉結成に尽力するなど,スポーツを通じた国際交流に貢献した。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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