菜売(読み)なうり

精選版 日本国語大辞典 「菜売」の意味・読み・例文・類語

な‐うり【菜売】

〘名〙
野菜類を売ること。また、その人。
三十二番職人歌合(1494頃)一六番「左持 なうり 春霞にくくたちぬる花のかけにうるや菜さうも心あらなん」
志摩三重県)・紀伊和歌山県)あたりで船乗り相手の遊女をいった。
※四井屋久兵衛廻船記録(1844)「一、紀伊国〈略〉一、同国浦神浦 此所に菜売と唱候女参り、致乗船身売を進め候女有之候」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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