華表・花表(読み)かひょう

精選版 日本国語大辞典 「華表・花表」の意味・読み・例文・類語

か‐ひょう クヮヘウ【華表・花表】

〘名〙
① 中国で、宮殿墓所などの前、また大路が交わる所に立てられる標柱。漢の丁令威が死後千年たって鶴に化して帰郷し城門華表に止まったという故事捜神後記)で有名
※和漢朗詠(1018頃)上「晨(あした)瓦溝に積って鴛色を変ず、夜華表に零ちて鶴声を呑む〈紀長谷雄〉」 〔捜神記‐巻一八〕
神社鳥居
※詠太神宮二所神祇百首和歌(1468頃)「斎主之神の昔ぞ遙成鳥居を守る吾も老いにき 斎主の神とは、花表を守り玉ふとぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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