萩岡 松韻(1代目)(読み)ハギオカ ショウイン

20世紀日本人名事典 「萩岡 松韻(1代目)」の解説

萩岡 松韻(1代目)
ハギオカ ショウイン

明治〜昭和期の箏曲家(山田流)



生年
文久4年2月10日(1864年)

没年
昭和11(1936)年1月27日

出身地
江戸

本名
萩原 伊之助

経歴
4歳で失明、8歳の時大松検校に師事し生田流箏曲を学ぶ。その後山田流に転向、明治8年3世山勢松韻に師事。33年東京盲学校の教師になり、後に勅任教授に就任。しばしば御前演奏の光栄をになった。41年師の遺言により松韻の名を継ぐ。処女作俊寛」を代表作に、他13曲の作品があり、レコードにも吹き込まれている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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