葦付(読み)あしつき

精選版 日本国語大辞典 「葦付」の意味・読み・例文・類語

あし‐つき【葦付】

〘名〙 藍藻類ネンジュモ科の淡水藻富山県の庄川付近で採れ、食用となる。球形ないし楕円形細胞一列に連なって寒天質に包まれた糸状をしており、分裂によってふえる。葦の茎や小石表面に付着するところからいう。あしつきのり。
万葉(8C後)一七・四〇二一「雄神河くれなゐにほふをとめらし葦附〈水松(みる)之類〉採ると瀬に立たすらし」

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デジタル大辞泉 「葦付」の意味・読み・例文・類語

あし‐つき【×葦付】

ネンジュモ科の藍藻らんそう。淡水藻で、葦の根、芝地などの土の表面に生える。細胞が1列に連なって寒天質に包まれ、糸状になる。食用。あしつきのり。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「葦付」の解説

葦付 (アシツキ)

植物。ネンジュモ科の藍藻

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