精選版 日本国語大辞典 「葦根の」の意味・読み・例文・類語
あしのね‐の【葦根の】
枕
① 「ね」の音のくりかえしから、「ねもころ」にかかる。
※万葉(8C後)七・一三二四「葦根之(あしのねの)ねもころおもひて結びてし玉の緒といはば人解(と)かめやも」
② 葦には節(よ)があるところから、「夜」「世」または「よ」の音で始まることばにかかる。
③ 葦の根の節(よ)が短いところから、「短し」にかかる。
④ 葦の根は繁茂して分かれるところから、「わ」「分く」「分かる」にかかる。
⑤ 葦の根は泥土(うき)の中にあるところから、「憂き」にかかる。
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