蓑・簑(読み)みの

精選版 日本国語大辞典 「蓑・簑」の意味・読み・例文・類語

みの【蓑・簑】

〘名〙
① 茅(かや)・菅(すげ)などの茎や葉、または藁(わら)棕櫚(しゅろ)などを編んで作った雨具。肩から羽織って前で結ぶ。その末は乱髪のように垂れている。
伊勢物語(10C前)一〇七「みのも笠もとりあへで、しとどに濡れて惑ひ来にけり」
婦人の添え髪。かもじ。鬢蓑(びんみの)。〔俚言集覧(1797頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

脂質異常症治療薬

血液中の脂質(トリグリセリド、コレステロールなど)濃度が基準値の範囲内にない状態(脂質異常症)に対し用いられる薬剤。スタチン(HMG-CoA還元酵素阻害薬)、PCSK9阻害薬、MTP阻害薬、レジン(陰...

脂質異常症治療薬の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android