精選版 日本国語大辞典 「蓼」の意味・読み・例文・類語
たで【蓼】
〘名〙 タデ科タデ属に分類される草本の総称。路傍や水辺に生える。一般に、葉は細長く節にさや状の托葉があり、枝先に小花を密生した花穂をつける。花は単弁花で花弁はなく、萼(がく)が花弁状に発達している。ヤナギタデ(別名マタデ、ホンタデ)やアザブタデは、葉を香辛料として生食するほか、蓼酢を作るのに用いられ、民間薬として虫さされや利尿剤として用いられる種類もある。狭義にはヤナギタデのことをいう。《季・夏》
▼蓼の花《季・秋》
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