蔦島(読み)つたしま

日本歴史地名大系 「蔦島」の解説

蔦島
つたしま

[現在地名]佐賀関町関

通称幸之浦こうのうら南東約〇・九キロの豊後水道に浮ぶ周囲約二キロの無人島。天文二二年(一五五三)九月二〇日の佐賀郷関公領地検帳(早吸日女神社文書)に「大さかい之事」として「ひかしハたかしま(高島)せき(関)崎・つたしま(蔦島)をかきり」とみえ、関(佐賀関)内であったようである。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「蔦島」の意味・わかりやすい解説

蔦島
つたじま

香川県西部、三豊(みとよ)市に属す島。仁尾港の沖合い1キロメートルにあり、大蔦(おおつた)島と小蔦(こつた)島からなる。無人島。仁尾港の自然の防波堤の役割をもつ。小蔦島は面積0.08平方キロメートル。県最古級の縄文遺跡の小蔦島貝塚(県史跡)がある。縄文早期の山形、楕円(だえん)などの押型文のある尖底(せんてい)土器が発掘され、シオフキ、ハマグリカキツメタガイなどの貝殻の厚い層がある。大蔦島は面積0.31平方キロメートル。標高91メートル。砂浜海岸岩石海岸からなり、波食地形もみられる。キャンプ場も整備され、夏の海水浴シーズンはにぎわう。両島とも瀬戸内海国立公園の一部。

[坂口良昭]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

事典・日本の観光資源 「蔦島」の解説

蔦島

(香川県観音寺市)
残したい香川の水環境50選指定の観光名所。

蔦島

(香川県三豊市)
香川のみどり100選」指定の観光名所。

出典 日外アソシエーツ「事典・日本の観光資源」事典・日本の観光資源について 情報

デジタル大辞泉プラス 「蔦島」の解説

蔦島

大分県大分市、佐賀関半島南部、豊後水道に浮かぶ無人島。

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