薄口(読み)うすくち

精選版 日本国語大辞典 「薄口」の意味・読み・例文・類語

うす‐くち【薄口】

〘名〙
① どびん、ちょこなどの、薄手に作ってあるもの。
吸い物煮物などの料理の味が薄く付けてあるもの。
醤油の味や色が薄いこと。また、その醤油。
※寄席風俗‐上方落語・芝居噺研究(1943)〈正岡容〉「薄口濃口の醤油などが」
④ 紙の比較的薄いものに対する呼び方。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「薄口」の意味・読み・例文・類語

うす‐くち【薄口】

吸い物・煮物などの味の薄いもの。⇔濃い口
薄口醤油」の略。
土瓶・ちょこなどの薄手のもの。「薄口茶碗
[類語]薄味薄い希薄薄っぺら薄べったい薄めうっすら薄手薄地

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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