藤原高子(2)(読み)ふじわらの こうし

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「藤原高子(2)」の解説

藤原高子(2) ふじわらの-こうし

?-? 平安時代中期の女官
正暦(しょうりゃく)5年(994)中務乳母(なかつかさのめのと)の名で三条天皇の中宮藤原妍子(けんし)の乳母となる。典侍,従四位下。長和3年ごろ夫藤原惟風(これかぜ)と死別後,その弟の惟貞(これさだ)と再婚和歌をよくし「後拾遺和歌集」に1首みえる。別名に灑子(さいし)。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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