藤岡(愛知県の地名)(読み)ふじおか

日本大百科全書(ニッポニカ) 「藤岡(愛知県の地名)」の意味・わかりやすい解説

藤岡(愛知県の地名)
ふじおか

愛知県中北部、西加茂郡(にしかもぐん)にあった旧町名(藤岡町(ちょう))。現在は豊田(とよた)市の北西部を占める一地区。矢作(やはぎ)川右岸、猿投(さなげ)山東麓(ろく)に位置する。旧藤岡町は1978年(昭和53)町制施行。2005年(平成17)豊田市に編入。国道419号、東海環状自動車道が南北に、猿投グリーンロードが東西に通じている。藤岡面とよばれる丘陵性山地には花崗(かこう)岩の風化土が堆積(たいせき)し、粘土珪砂(けいさ)の特産地になっている。農業はハクサイなど野菜栽培と畜産が行われているが、最近は豊田内陸工業地帯の一環として工場化も進んでいる。愛知県緑化センターがある。

[伊藤郷平]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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