蛇遣・蛇使(読み)へびつかい

精選版 日本国語大辞典 「蛇遣・蛇使」の意味・読み・例文・類語

へび‐つかい ‥つかひ【蛇遣・蛇使】

〘名〙
① 蛇を腕や体にからみつけさせたりして自由にもてあそび、それを人に見せて銭を乞う者。また、そのみせ物。
仮名草子・尤双紙(1632)上「うるさき物のしなじな〈略〉へひつかひ」
なまけ者。ぬらくら者。
談義本・教訓雑長持(1752)三「気は朽縄(くちなわ)の役躰(やくたい)なし、ぬらりくらりの蛇(ヘビ)つかひ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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