蛙飛び(祭礼行事)(読み)かえるとび

世界大百科事典(旧版)内の蛙飛び(祭礼行事)の言及

【カエル(蛙)】より

…無尾目Anuraに属する両生類の総称で,成体は完全に変態し幼生(いわゆるオタマジャクシ)とは形態を異にする。英名は一般にはfrogであるが,ヒキガエルのような外観のものをtoadと呼ぶことが多い。極地を除く世界の各大陸に分布し,平地から高地,海水を除く水中から砂漠地帯まで,あらゆる環境に適応放散してすみついている。分類には諸説があるが,全体を25科3967種類ほどに分けることが多く,日本には帰化種3種と在来種約34種・5亜種が分布する。…

【験競べ】より

…その呪法もさまざまあるが,使役神の護法を尸童(よりまし)や動物,物体などに憑依(ひようい)させ,動かしたり呪縛(じゆばく)したりしてその結果を見ることがよく行われ,中にはその勝敗を農作や漁獲の豊凶占いと結びつけたものもある。今日,奈良県吉野山蔵王堂の蓮花会の〈蛙飛び〉,山形県羽黒山の松例祭(しようれいさい)の〈兎飛び〉,長野県戸隠山,新潟県妙高山の〈柱松(はしらまつ)〉行事などにその残存儀礼を見ることができる。【鈴木 昭英】。…

※「蛙飛び(祭礼行事)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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