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蝉丸・蟬丸 せみまる

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大辞林 第三版の解説

せみまる【蝉丸・蟬丸】

○ 平安前期の歌人。宇多天皇の皇子敦実親王に仕えた雑色ぞうしきとも、醍醐天皇の第四皇子とも伝えられる。逢坂おうさか山に住み、盲目で琵琶の名手とされ、音曲の守護神として伝説に富む。後撰集以下の勅撰集に四首の歌がみえる。生没年未詳。
能の一。四番目物(狂乱物)。世阿弥作か。盲目のため逢坂山に捨てられた皇子蟬丸を、髪が逆立つ病をもつ姉逆髪さかがみが狂乱のさまで訪ねて行き、互いの宿命を嘆きながら、やがて別れて行く。
人形浄瑠璃。時代物。近松門左衛門作。初演年代未詳。に取材。蟬丸をめぐる、北の方・直姫らの恋争いを中心に描く。蟬丸は女人の怨念で盲目となるが、最後に開眼する。

出典|三省堂
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