行当ばったり(読み)ゆきあたりばったり

精選版 日本国語大辞典 「行当ばったり」の意味・読み・例文・類語

ゆきあたり‐ばったり【行当ばったり】

〘名〙 (形動)
① なりゆきにまかせること。将来のことを深く考えないで、その場その場のなりゆきにまかせてしまうこと。また、そのさま。ゆきあたりばった。いきあたりばったり。
浮世草子・好色酒呑童子(1695)四「只物ごと行あたり八打(バッタリ)、手をうちて後堅固也」
② ある人や場所に偶然行き当たること。また、そのさま。
※蔵の中(1918‐19)〈宇野浩二〉「ゆきあたりばったりの女に好奇心を動かす気も」

いきあたり‐ばったり【行当ばったり】

〘名〙 (形動) 前もって計画しておかないで、その場のなりゆきにまかせること。また、そのさま。ゆきあたりばったり。〔諺苑(1797)〕
レクイエム(1969)〈津島佑子〉午前「互いに関連のない細かいことをいきあたりばったりに思い浮かべていたが」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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