表紙・標紙(読み)ひょうし

精選版 日本国語大辞典 「表紙・標紙」の意味・読み・例文・類語

ひょう‐し ヘウ‥【表紙・標紙】

〘名〙
巻物を巻いた時、表になる部分に貼る布帛や紙。また、掛絵の表装表具
源氏(1001‐14頃)絵合「いと心をつくして、軸・へうし・紐の飾り、いよいよ整へ給ふ」
② 書籍や帳簿の中身の保護、内容表示、装飾のため外側につける覆い。紙製のほか革・布・合成樹脂製等があり、上製本用表紙くるみ表紙等の種類がある。
※源氏(1001‐14頃)梅枝「まだ書かぬ冊子ども、つくり加へて、へうし・紐など、いみじくせさせ給ふ」
③ 書画軸の表装に使用される紙。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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