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袋とじ(袋綴) ふくろとじ

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世界大百科事典 第2版の解説

ふくろとじ【袋とじ(袋綴)】

書物装丁法の一つ。書写面・印刷面,すなわち表面が外側に,裏面〈白〉が内側になるように折り込み,折り目とは反対側の用紙合わせ目に沿って,上下2ヵ所をこよりでとじるもので,形態的には一紙一紙が底ぬけの袋状になるところから袋とじの称がある。したがって粘葉(でつちよう)装とは用紙の折り方,接合部が逆になる。和装本のとじ目は四つ目か五つ目が通例で,四つ目は中国風,五つ目は朝鮮風である。袋とじは中国元代の14世紀初めころからはじまったといわれるが,明代の万暦期(1573‐1619)以後に,同様のものを糸とじする装丁法が流行した。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内の袋とじ(袋綴)の言及

【製本】より

…しかし,粘葉装は繙読のさい空白面と文字面が交互にあらわれ,また紙葉ごとに糊を入れるので,虫害にかかりやすいため,糊ではり合わせる代りに糸でとじる方法が案出された。中国ではこれを〈綫縫(せんぼう)〉といい,日本では〈袋綴(ふくろとじ)〉といって,普通の和装本に使用されているものである。 以上のように,中国では粘葉装(胡蝶装)から袋綴(綫縫)に移行したが,日本ではその間に,〈大和綴(やまととじ)〉(〈綴葉装(てつちようそう)〉ともいう)という,独特の装丁法を案出した。…

※「袋とじ(袋綴)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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