袖標・袖印(読み)そでじるし

精選版 日本国語大辞典 「袖標・袖印」の意味・読み・例文・類語

そで‐じるし【袖標・袖印】

〘名〙 戦場敵味方を識別するために、鎧(よろい)の袖につけた標識。小さな旗状のしるしで、多く布帛を裁ち切って用いるが、小旗や木枝なども用いた。袖の笠標。〔兵具雑記并幕星呪(1390‐1428頃か)〕
浄瑠璃世継曾我(1683)一「梨打烏帽子に鉢巻し叢濃(むらごう)の袖じるし」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android