精選版 日本国語大辞典 「補陀落・普陀洛」の意味・読み・例文・類語
ふだらく【補陀落・普陀洛】
(Potalaka の音訳。光明・海島・小花樹と訳す) 仏語。インドの南海岸にあり、観音が住むといわれる山。この山の華樹は光明を放つとも、芳香を放つともいい、観音の浄土として崇拝された。補陀落山。補陀落世界。
※袋草紙(1157‐59頃)上「補陀落の南の岸に家居して今ぞ栄えむ北の藤波」
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