西原 金蔵(読み)ニシハラ キンゾウ

20世紀日本人名事典 「西原 金蔵」の解説

西原 金蔵
ニシハラ キンゾウ

明治〜昭和期の実業家,政治家 全国酒造組合中央会顧問;岡山県会議長。



生年
明治12(1879)年3月3日

没年
昭和30(1955)年6月28日

出生地
岡山県岡山市

学歴〔年〕
関西学院卒

経歴
関西学院に学んだのち、家業である酒造業のお多美鶴酒造を継ぐ。明治34年には朝鮮での事業を開始し、朝鮮酒造株式会社や西原農場を設立した。昭和4年岡山県酒造組合連合会会長に就任して以来、岡山の酒造業界における主導的役割を果たし、16年岡山酒販統制株式会社社長となった。さらに岡山のみにとどまらず、全国酒造組合中国支部長・全国酒造組合中央会顧問を歴任するなど、全国区でも活躍。この間、昭和2年に岡山県議となり、連続して3回当選、12年から14年まで県会議長を務めた。また、昭和6年には岡山商工会議所会頭にもなっている。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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