西口 敏夫(読み)ニシグチ トシオ

20世紀日本人名事典 「西口 敏夫」の解説

西口 敏夫
ニシグチ トシオ

昭和期の社会運動家 全国同和教育研究協議会顧問。



生年
大正2(1913)年9月19日

没年
昭和59(1984)年3月1日

出身地
奈良県御所市

経歴
大正11年「大正小学校差別事件」を木村京太郎らが糾弾したときに差別にめざめる。ぞうり職人などをしながら小学校教員検定試験に合格、昭和10年から教壇に立つ。戦後は同和教育の実践とあわせ、教組運動に入り、奈良県教組の書記長、委員長を経て、35年奈良県同和教育研究会会長となる。さらに41〜55年全国同和教育研究協議会委員長を務めた。同和教育の草分けの一人で、その差別体験の訴えと同和教育活動とが教育界に名物委員長の名を高めた。著書に講演集「荊冠の叫び」、詩集「水平社宣言讃歌」がある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「西口 敏夫」の解説

西口 敏夫 (にしぐち としお)

生年月日:1913年9月19日
昭和時代の社会運動家。奈良県同和教育研究会会長;全国同和教育研究協議会委員長
1984年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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