西崎 英雄(読み)ニシザキ ヒデオ

20世紀日本人名事典 「西崎 英雄」の解説

西崎 英雄
ニシザキ ヒデオ

昭和・平成期の映画録音技師



生年
大正7(1918)年8月31日

没年
平成12(2000)年2月21日

出身地
岡山県岡山市

学歴〔年〕
神戸二中(現・兵庫高)卒

主な受賞名〔年〕
日本映画技術賞(昭37年度)「切腹」,毎日映画コンクール録音賞(昭37 44 46 49 平2年度)「切腹」「心中天網島」「いのちぼうにふろう」「卑弥呼」「死の棘」「少年時代」

経歴
昭和14年松竹大船撮影所に録音助手として入社。徴兵され、シンガポールなどを転戦の後、戦後大船に戻る。木下恵介監督につき、そこで助監督だった小林正樹監督の「息子の青春」で一本立ち。「人間の条件・完結篇」では日本映画初のステレオ録音を手がける。39年フリー。大島渚篠田正浩小栗康平との仕事で実験的な試みも多数経験。作品に「人間の条件」(6部作)「切腹」「絞死刑」「心中天網島」「儀式」「はなれ瞽女おりん」「伽〓子(かやこ)のために」「利休」「まあだだよ」など。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

367日誕生日大事典 「西崎 英雄」の解説

西崎 英雄 (にしざき ひでお)

生年月日:1918年8月31日
昭和時代;平成時代の映画録音技師
2000年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

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