20世紀日本人名事典 「西村 天囚」の解説
西村 天囚
ニシムラ テンシュウ
- 生年
- 慶応1年7月23日(1865年)
- 没年
- 大正13(1924)年7月29日
- 出生地
- 大隅国種子島西之表(鹿児島県西之表市)
- 本名
- 西村 時彦(ニシムラ トキツネ)
- 別名
- 別号=碩園,紫駿道人
- 学歴〔年〕
- 帝国大学文科大学(現・東大文学部)古典講習科〔明治19年〕中退
- 学位〔年〕
- 文学博士〔大正9年〕
- 経歴
- 明治20年社会時事諷刺小説「屑屋の籠」を出版して注目され、「さざなみ新聞」「大阪公論」などを経て、23年大阪朝日新聞記者となる。その間「なにはがた」「浪花文学」を創刊。日清戦争後は文学から離れ、新聞記者に専念する。29年東京朝日新聞に移るが、35年再び大阪朝日新聞に戻る。大正7年の白虹事件後、編輯顧問となり、「朝日新聞編輯綱領」を起草した。8年朝日新聞を退社。また漢学研究にもつとめ「日本宋学史附宋学考」を明治42年に刊行。京都帝大講師、宮内省御用掛などを歴任した。
出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報