要害・要(読み)ぬま

精選版 日本国語大辞典 「要害・要」の意味・読み・例文・類語

ぬま【要害・要】

〘名〙
書紀(720)欽明五年一一月(寛文版訓)「安羅両国(ふたつのくに)の境に大きなる江水有り要害(ヌマ)の地(ところ)なり」
※書紀(720)天智二年九月(寛文版訓)「日本軍将等に会ひて、事機(はかり)の要(ヌマ)とする所を相謀る」

ぬみ【要害・要】

〘名〙
攻防の上で重要な地点。要害(ようがい)。ぬま。
※書紀(720)神武即位前(熱田本訓)「賊虜(あた)の拠所は、皆是要害(ヌミ)の地なり」
② たいせつなこと。要点。ぬま。
※書紀(720)天武元年六月(北野本訓)「機(はかりこと)の要(ヌミ)を宣示(のたまひしめ)して先づ当郡の兵を発せ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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