見明(読み)みあかす

精選版 日本国語大辞典 「見明」の意味・読み・例文・類語

み‐あか・す【見明】

〘他サ四〙
① 見ながら夜をあかす。
※夜の寝覚(1045‐68頃)三「こよひは、昔おぼえて、雲のうへの月みあかす夜にて侍らん」
② 見て事実を明らかにする。はっきりと理解する。見きわめる。見あかむ。
古本説話集(1130頃か)六〇「童、又学問して、物みあかすほどになりぬ」

み‐あきら・む【見明】

〘他マ下二〙 見て明らかにする。はっきりと見きわめる。
万葉(8C後)一九・四一八七「木の暗の 繁き思ひを 見明良米(みあきラメ)(こころ)遣らむと 布勢の海に 小船連並(つらな)め」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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