見逸(読み)みはぐる

精選版 日本国語大辞典 「見逸」の意味・読み・例文・類語

み‐はぐ・る【見逸】

[1] 〘他ラ五(四)〙 見る機会を失う。見損う。また、つれの人を見失う。
※滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)下「はは(替)りめははりめに見はぐるといふ事ア、ございやせん」
[2] 〘他ラ下二〙 ⇒みはぐれる(見逸)

み‐そ・れる【見逸】

〘他ラ下一〙 みそ・る 〘他ラ下二〙 見忘れる。うっかりして見おとす。見そこなう。見あやまる。〔日葡辞書(1603‐04)〕
※俳諧・毛吹草(1638)五「誰とてもみそれぬ物や花の㒵(かほ)〈重方〉」

み‐はぐ・れる【見逸】

〘他ラ下一〙 みはぐ・る 〘他ラ下二〙 =みはぐる(見逸)(一)
※長唄・拙筆力七以呂波(1828)供奴田圃近道、見逸(ハグ)れまいぞよ」

み‐そ・る【見逸】

[1] 〘他ラ四〙 ある人を、実はそうではないのに、良い人だと誤って思いこむ。見そこなう。〔日葡辞書(1603‐04)〕
[2] 〘他ラ下二〙 ⇒みそれる(見逸)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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