観世 権九郎(読み)カンゼ ゴンクロウ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「観世 権九郎」の解説

観世 権九郎
カンゼ ゴンクロウ


職業
能楽囃子方(観世流小鼓方)

専門
小鼓

肩書
観世流小鼓宗家(14代目)

別名
別称=観世 権九郎豊好(カンゼ ゴンクロウトヨタカ),幼名=釥太郎

生年月日
嘉永4年 4月21日

経歴
観世流小鼓方13代宗家・観世新九郎豊成の長男。安政5年(1858年)第14代将軍徳川家茂の宣下祝賀能に出勤。明治維新後、徳川家が静岡に移ると同地へ赴いた。明治5年家督を継ぎ、6年帰京。11年宮増姓となる。8年より35年まで、役人巡査・鉄道馬車車掌・紡績会社社員などをつとめ、舞台から離れた。

没年月日
大正5年 7月6日 (1916年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

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