観音崎(読み)かんのんざき

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

観音崎(神奈川県)
かんのんざき

神奈川県横須賀(よこすか)市、三浦半島の東端にある岬。浦賀(うらが)水道から東京湾へ入る表玄関にあたり、海上8キロメートルを隔てて富津(ふっつ)岬(千葉県)に対する。古くから走水(はしりみず)観音堂があったのが地名のおこり。江戸末期には江戸湾防衛を厳重にするため、ここに砲台が設けられ、明治以後は要塞(ようさい)地帯に指定されて旧陸軍の要塞重砲が据えられ、一般の立入禁止地域となっていた。いまは自然林がよく茂り、野鳥が群生、1975年(昭和50)に県立都市公園に指定されている。観音埼灯台は、1869年(明治2)に設置された日本最初の洋式灯台で、現在のものは8万燭光(しょっこう)、光達距離37キロメートル。レーダービーコンも設備されて、湾口部の海難防止に重要な役割を果たしている。灯台の南には観音崎自然博物館がある。海水浴、釣り、磯(いそ)遊びもでき、優れた観光資源地域をなし、広く観光客を集めている。横須賀駅、横須賀中央駅、浦賀駅などからバスが通じる。[浅香幸雄]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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