解毒薬(読み)ゲドクヤク

デジタル大辞泉 「解毒薬」の意味・読み・例文・類語

げどく‐やく【解毒薬】

解毒剤」に同じ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

百科事典マイペディア 「解毒薬」の意味・わかりやすい解説

解毒薬【げどくやく】

生体内に入った毒物や体内で発生した毒素を化学的に無毒にして排泄(はいせつ)したり,物理的に排出させる薬物総称前者には,ヒ素剤中毒に用いるジメルカプロールや,有機リン剤中毒に用いるPAM等があり,後者には催吐剤吸着剤等がある。広義には中毒を起こさせた薬物の拮抗(きっこう)物質も解毒薬と称することがある。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内の解毒薬の言及

【解毒】より

…しかし,これらの解毒機構により,必ずしも毒性が低下するばかりとはいえない。 解毒薬antidoteは,生体が毒物や薬物を摂取した場合,この化合物を速やかに処理し,その毒性の消失を促進しまたは減弱する目的で用いられる薬物を総称する。解毒薬と呼びうる薬物は数多く,またその作用機序も多様であるが,おおよそ次の四つに大別される。…

※「解毒薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android