許 文龍(読み)キョ・ブンリュウ(英語表記)Shi Wen-long

現代外国人名録2016 「許 文龍」の解説

許 文龍
キョ・ブンリュウ
Shi Wen-long

職業・肩書
実業家 奇美グループ総帥 元奇美実業会長

国籍
台湾

生年月日
1928年2月25日

出生地
台南

学歴
台南高級工業学校卒

勲章褒章
旭日中綬章(日本)〔2013年〕

受賞
日経アジア賞(第4回)〔1999年〕

経歴
台南省立高級工業学校附属中学を卒業後町工場で働く。数年後台南高級工業学校に入り、電気、機械、化学を学ぶ。卒業後兄弟2人と玩具、日用雑貨の製造を始め、玩具とシャツのボタンでは台湾のトップに。1959年奇美実業を設立、ABS樹脂で世界のトップメーカーに育てた。経営と所有の分離、従業員持ち株制、週休2日制の導入など、台湾の企業経営を常にリードする手法を取り入れる。’99年富士通と技術提携し、パソコンの基幹部品であるTFT型LCD(液晶表示装置)の事業に参入。また、’96年から李登輝総統政権の総統府国策顧問を務めた。2008年台湾紅茶産業の発展に貢献した群馬県出身の技師、新井耕吉郎の胸像を自ら作った。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

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