詠事・詠言(読み)ながめごと

精選版 日本国語大辞典 「詠事・詠言」の意味・読み・例文・類語

ながめ‐ごと【詠事・詠言】

〘名〙
① 長く声を引いてことばや歌を詠じること。また、そのことばや歌。
播磨風土記(715頃)美嚢「伊等尾(いとみ)新室の宴に因りて、二たりのみ子等に燭(ひとも)さ令め、仍りて、詠辞(ながめごと)を挙げ令めき」
② 歌を作ること。詠歌。また、その催し。
※俊成卿女集(1233頃か)「十五夜御歌の中に、故殿へながめごとおはしますと聞えしに」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android