読合・詠合（読み）よみあわせる

精選版 日本国語大辞典

よみ‐あわ・せる ‥あはせる【読合・詠合】

〘他サ下一〙 よみあは・す 〘他サ下二〙

① 別本で同一内容の文書を、互いに読みくらべて、正しい本文を考える。〔日葡辞書（1603‐04）〕

※鉛筆ぐらし（1951）〈扇谷正造〉ギャグ・メーカー告知板「この御有難い記事を、書いたり、読み合わせたりしたものである」

② 情景、絵、場面などに調和させて、歌などをつくる。

※古今（905‐914）雑上・九三二・詞書「屏風のゑによみあはせてかきける」

③ 詩歌を互いに詠ずる。

※消息（1899‐1900）〈正岡子規〉「選句の異同を検するため過日各選者草廬に会し一々読合せ致候処」

④ 演劇で、読み合わせをする。

出典　精選版 日本国語大辞典