護法(中国史)(読み)ごほう

世界大百科事典(旧版)内の護法(中国史)の言及

【広東政府】より

…共和制の中華民国は,主権在民の〈臨時約法〉(憲法にあたる)と民選の国会をもったが,軍閥の袁世凱,張勲らはそれを破壊した。張勲の復辟失敗後,北京政府をにぎった段祺瑞がやはり約法と国会を回復しなかったので,孫文は〈護法〉(臨時約法擁護)の旗印をかかげて,彼と行動をともにした国会(非常国会)を法的基盤に広州で中華民国軍政府(第1次広東政府,1917年9月~20年10月)を組織し,大元帥に就任した。孫文は西南軍閥の武力にたより,西南軍閥は北洋に対抗するために孫文の名声と護法の正統性を利用したのである。…

※「護法(中国史)」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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