精選版 日本国語大辞典 「貝寄・貝寄風」の意味・読み・例文・類語
かい‐よせ かひ‥【貝寄・貝寄風】
〘名〙 陰暦二月二〇日の前後に吹く西風。陰暦二月二二日(現在は五月二二日)に行なわれる大阪の四天王寺の聖霊会に供える造花の材料の貝を、難波の浦辺に吹きよせる風という。この貝は龍神から聖徳太子に捧げるものといい伝える。《季・春》
※俳諧・俳諧新式(1698)二月の詞「貝(カイ)よせの風 廿日廿一日のころふく風をいふなり」
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