賛美歌・讚美歌(読み)さんびか

精選版 日本国語大辞典 「賛美歌・讚美歌」の意味・読み・例文・類語

さんび‐か【賛美歌・讚美歌】

〘名〙 (hymn の訳語) キリスト教会礼拝のときにうたわれる、神を賛美する歌。主としてプロテスタント教会で用いる語。聖歌賛歌
[語誌](1)明治初期には、「讚美の歌」「三びのうた」「教のうた」などと称され、また「讚美歌」という漢字表記に「たたえうた」とルビが付された場合もあるが、次第に音読されるようになった。
(2)「讚美歌」の題名をもつ歌集は、明治七年(一八七四)に一致教会から出版され、新体詩や文壇にも大きな影響を与えた「新撰讚美歌」(一八八八)が公刊された後、「讚美歌」という語がプロテスタント教会の聖歌の意味で一般化した。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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