赤ちゃん銀河(読み)あかちゃんぎんが

知恵蔵mini 「赤ちゃん銀河」の解説

赤ちゃん銀河

宇宙で生まれたばかりの銀河通称。2020年8月、国立天文台と東京大学などの国際研究チームは米ハワイにある「すばる望遠鏡」の大規模観測データを用いてAI (人工知能)を用いてデータ解析を行い、「ヘルクレス座」の方向に4.3億年前の宇宙で年齢約1000万年と推測される銀河を発見した。4.3億光年離れた宇宙にあるこの銀河の正式名称は「HSC J1631+4426」である。宇宙年齢では最近と言える時期の銀河が見つかったのは珍しく、宇宙の進化の謎解明に役立つ成果とされている。

(2020-8-4)

出典 朝日新聞出版知恵蔵miniについて 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android