家庭医学館 の解説
あかぶどうしゅようけっかんしゅいちごじょうけっかんしゅ【赤ぶどう酒様血管腫/いちご状血管腫 Portwine Stain Nevus / Strawberry Mark】
主要な血管腫(けっかんしゅ)は、赤ぶどう酒様血管腫といちご状血管腫の2種類です。赤ぶどう酒様血管腫は、盛り上がらない赤あざで、ポートワイン・ステインともいいます。出生時からあり、ずっと続きますが、うなじ、額(ひたい)の真ん中にあるものは自然に消えます。
いちご状血管腫は、皮膚から盛り上がり、表面がごつごつしています。生後1週ころにでき、大きくなります。幼児期から学童期にかけて自然に消えますが、非常に大きなものは、出血しやすい状態(カサバッハ・メリット症候群)になるため、注意が必要です。
[治療]
赤ぶどう酒様血管腫は、レーザー照射で、あとの残りやすい大きめのいちご状血管腫は、レーザー照射やドライアイスで治療します。