赤平市(読み)アカビラシ

デジタル大辞泉 「赤平市」の意味・読み・例文・類語

あかびら‐し【赤平市】

赤平

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日本歴史地名大系 「赤平市」の解説

赤平市
あかびらし

面積:一二九・八八平方キロ

昭和二九年(一九五四)赤平町が市制を施行して成立。空知支庁の中央に位置し、北は深川市、東は芦別市、南は歌志内市、西は砂川市、北西は滝川市。東西に石狩川水系の空知川が屈曲して流れ、その流れに沿って国道三八号とJR根室本線がほぼ並行して走る。市街地は細長く帯状に形成され、工業地(もとの鉱業地)、商店街、住宅地などが分布している。市域には根室本線の赤平駅・茂尻もしり駅・平岸ひらぎし駅がある。当地の気候は比較的過ごしやすく、年間の真冬日は平均五三・九日と札幌市の五一日よりやや多く、真夏日は札幌市の平均九日に対し一七・九日で、全道的にも多い。明治二年(一八六九)国郡画定により石狩国空知郡に属し、伊達邦直・伊達広高・亘理胤元の分領支配を経て同四年開拓使の直轄となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「赤平市」の意味・わかりやすい解説

赤平〔市〕
あかびら

北海道中央部,夕張山地の北西麓にある市。 1954年市制。地名はアイヌ語のアカピラ (山稜の崖の意) に由来。北はイルムケップ火山,南は空知山地の赤平山に接し,空知川が東西に横切る。 1891年農業開拓が始り,1913年根室本線開通以後,石狩炭田の一中心地として発展。かつては炭鉱都市として繁栄したが,石炭産業の不振で最後まで残っていた住友赤平炭鉱も 94年に閉山した。空知川流域では米,野菜を産出。独歩苑,赤平公園の観光地がある。 JR根室本線,国道 38号線が通る。面積 129.88km2。人口 9698(2020)。

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