赤木 健介(読み)アカギ ケンスケ

20世紀日本人名事典 「赤木 健介」の解説

赤木 健介
アカギ ケンスケ

昭和期の歌人,詩人,出版編集者,歴史学者 「起点主宰;新日本歌人協会代表幹事。



生年
明治40(1907)年3月2日

没年
平成1(1989)年11月7日

出生地
青森県青森市

出身地
長野県上田市

本名
赤羽 寿(アカバネ ヒサシ)

別名
別筆名=伊豆 公夫(イズ キミオ)

学歴〔年〕
姫路高校文科甲類中退,九州帝国大学法文学部聴講生

主な受賞名〔年〕
透谷文学賞(第4回)〔昭和15年〕「在りし日の東洋詩人たち」

経歴
少年時代から短歌を作り「アララギ」などに投稿する。昭和に入って社会運動、文化運動に参加し、8年検挙される。10年出獄し、「短歌評論」に参加。また7年唯物論研究会に参加し、日本共産党に入党。「日本史学史」(11年)など多くの歴史論、人生論の著述を行う。13年に再度検挙され、19年下獄するが、その間の15年に「在りし日の東洋詩人たち」を、17年に歌集「意慾」を刊行。20年10月釈放。戦後は21年日本共産党に入党、民主主義科学者協会(民科)に参加。24年アカハタ編集部文化部長、26年「人民文学編集長。新日本歌人協会に属し、行分け自由律作品を発表。詩人としては詩サークルの育成につとめ、「詩運動」編集長、詩人会議運営委員などをし、24年「叙事詩集」を刊行した。31〜55年春秋社勤務。歴史書に「日本古代史」「日本文化史研究」「日本歴史」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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