赬尾・頳尾(読み)ていび

精選版 日本国語大辞典 「赬尾・頳尾」の意味・読み・例文・類語

てい‐び【赬尾・頳尾】

〘名〙 赤い尾。魚は泳ぎ疲れると尾が赤くなるといい、転じて、君子治政に苦労することをいう。
文徳実録‐天安二年(858)五月壬午「大雨。洪水汎溢。河流盛溢〈略〉池魚浮蕩、頳尾甚多」
※宝覚真空禅師録(1346)乾・送寄賀謝唱和哀歎・送師桂侍者之華洛「頳尾飛騰応有日、皈来非復旧時人」 〔詩経周南・汝墳〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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