精選版 日本国語大辞典 「足元・足許・足下」の意味・読み・例文・類語
あし‐もと【足元・足許・足下】
〘名〙
① 立っている、または歩いている足のあたり。
② 足の下部。
※狭衣物語(1069‐77頃か)四「いろいろの姿ども着こぼして、足もとしたためつつ」
③ 歩き方。足つき。
※狭衣物語(1069‐77頃か)一「袈裟(けさ)かづきて走りつらむ足もと思し出づるに」
④ その人のごく身近のあたり。また、その状況。身辺。
※栄花(1028‐92頃)若水「事あり顔なる面もち、足もとなどの見やらるる、いとをかしきに」
※浮世草子・日本永代蔵(1688)三「足もとにかかる事を、今迄しらぬ事の残念」
⑤ 座の位置。席順。
⑨ 稲こきの時、足のあたりに落ちた穀物。がんぞ。とどろ。
⑩ 鰭(ひれ)をいう。
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