精選版 日本国語大辞典 「軽籠・軽子」の意味・読み・例文・類語
かる‐こ【軽籠・軽子】
〘名〙
※俳諧・生玉万句(1673)「相撲場も神さひ土の俵かな〈一永〉 かるこで担ふ道芝の露〈一瓶〉」
③ (軽子) (①から) 荷物を運んだり荷車を引いたりする人足。かつぎ人足。持子(もちこ)。転じて、雇い人夫一般をもいう。
※俳諧・桃青門弟独吟廿歌仙(1680)杉化独吟「榊葉を槇にまがへて小商ひ 分入りたまふかるこやとひし」
※歌舞伎・八幡祭小望月賑(縮屋新助)(1860)四幕返し「傍の船頭だの軽子(カルコ)だのも口口に悪く言って」
※歌舞伎・盟三五大切(1825)序幕「軽子(カルコ)めらにゃア冷かされるし」
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