輪島[市](読み)わじま

百科事典マイペディア 「輪島[市]」の意味・わかりやすい解説

輪島[市]【わじま】

石川県能登半島北端の市。1954年市制。中心市街は鳳至(ふげし)川と河原田(かわらだ)川との三角州上にあり,漁港として発達。輪島塗特産舳倉(へぐら)島へ季節的に移住する海女の住む海士(あま)町がある。東郊の高洲山山麓の白米(しらよね)には千枚田が展開,時国(ときくに)家や,曾々木海岸など能登半島国定公園に属する観光地がある。奥能登の観光基地となっており,本町通りで開かれる朝市が有名。輪島漆芸美術館など,輪島塗に関する施設も多い。西部には総持寺がある。2003年7月,穴水町と能都町(現・能登町)にまたがる地域に能登空港が開港。2006年2月鳳珠郡門前町を編入。2007年3月,能登半島地震の発生により建物や輪島塗の生産など広範に被害が及ぶ。426.32km2。2万9858人(2010)。

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