轟渡(読み)とどろきわたる

精選版 日本国語大辞典 「轟渡」の意味・読み・例文・類語

とどろき‐わた・る【轟渡】

〘自ラ五(四)〙
① 太く大きい音があたり一帯に鳴り響く。
※内地雑居未来之夢(1886)〈坪内逍遙一二「さながら雷の如く轟(トドロ)き渡(ワタ)る」
② 名や評判世間に広く知られる。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉一〇〈那夢伝盲屋老人〉「魯文先生の雷名交際の各国に轟きわたり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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