近藤 荒樹(読み)コンドウ アラキ

20世紀日本人名事典 「近藤 荒樹」の解説

近藤 荒樹
コンドウ アラキ

昭和期の金融業者 近藤商事会長。



生年
明治22(1889)年3月6日

没年
昭和61(1986)年6月11日

出身地
広島県東広島市志和町

学歴〔年〕
東京高商(現・一橋大学)〔大正2年〕卒

経歴
三菱合資に入ったが、終戦後金融業の近藤商事を新設した。インテリの金融王といわれ、金融業、株売買で昭和32年の長者番付に顔を出し、“金融王”“丸ビル将軍”などと呼ばれた。株式売買では“売りの近藤”といわれ仕手戦で名をはせた。東京高商の庭球クラブの創部者で、日本庭球協会顧問を務めたこともある。池田勇人元首相の長女直子さんの義父に当たる。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

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