精選版 日本国語大辞典 「退転・怠転」の意味・読み・例文・類語
たい‐てん【退転・怠転】
〘名〙
※三代実録‐貞観七年(865)九月五日「今薬師寺僧壱演。少壮之時酷厭二俗塵一。〈略〉練耶之行企脩専無二退転一既経二多年一」
② 中絶すること。中止。
※愚管抄(1220)六「長日護摩御退転なく行はせおはしましけり」
※平家(13C前)二「谷々の講演摩滅して堂々の行法も退転す」
④ 特に、家が破産や断絶したために、その地を立ちのくこと。落ちぶれて移転すること。
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